【ほしの市に出ているあの人の素顔】file.5『渥美ゴザ屋』渥美亮一さん

浜松駅南にあるサザンクロス商店街で毎月第2日曜に開催している『浜松サザンクロスほしの市』。こだわりの食や物づくりをしている地元出店者を中心にスカウトした厳選型マーケットです。そして、そんな魅力的なものを作る出店者さん1人1人も、とてもユニーク! この『ほしの市に出ているあの人の素顔』では、出店者の素顔が垣間見える50の質問にそれぞれ答えてもらっています。 気になるお店の人の意外な一面を知ることで、より毎月のほしの市を楽しんでもらいたい。そして、そんな魅力的な大人が、働き・暮らすこの町をもっと誇りに思ってもらいたい! そんな想いで連載中です。



file.5『渥美ゴザ屋』渥美亮一さん 

血液型は?

A型

何年生まれですか?

1976年生まれ

ニックネームは?

あっくん

今の居住地は?

浜松市中区

出身地は?

浜松市中区

何屋さんですか?

小売店(日常使いの生活雑貨)

この仕事1本ですか? 兼業ですか?

本業

今の仕事を始めて何年目?

6年目

この仕事を始めた経緯は?

サラリーマン時代、祖母、父から小さな頃から今までに教わってきた物を仕事しながらコツコツ温めて過ごした5年間を経て、40代を前にして今しかないと思えるタイミングに背中を押されました。大正2年創業の4代目。覚悟は決めていたものの、のれんを背負う重圧は思いの外大きなもので、笑えない日々と背中合わせの毎日は、今も続いています。救いなのが、道具・雑貨が好きな事でしょうか。物の話になると、ストレスを忘れ元気になるのでモチベーションが続いているのではないかと思います。

店名『渥美ゴザ屋』の由来は?

終戦間近の浜松大空襲。当時、鍛冶町にあったお店は、幸運にも災禍を免れました。周りは焼け野原、暑い時期だった事もあり、ゴザ1枚あれば何とかしのげる状況に、曾祖父の父、曾祖父、祖父が物資の不足する中、全国からゴザをかき集めて皆さんに販売したと祖母から聞いております。この時代どのような手段で物を集められたのか?細かな話を聞けぬまま、祖母は他界しました。戦前は、渥美屋さんと言われていたようですが、いつしか皆さんがゴザ屋さんゴザ屋さんと言って下さる事が増え、いつしか今の渥美ゴザ屋の屋号になって行きました。皆さんが愛称で付けて下さった名前であり、先祖代々大切にしております。 

看板メニューは?

焼き物(石物・磁器)

看板メニューの魅力やこだわりは?

雑器ではなく、食器としてしっかりと機能する物を基準に取り扱っています。

次に、絵が入ったものを中心としています。

無地で、形がおしゃれなものは、極力避けた仕入れを行っています。

売れる確率的には、無地で、形がおしゃれなものの方が断然強いです。ですが、柄モノの面白さは、自分の好みに出会った時の喜びが大きな事。慣れてきて、使いこなせるようになると、幅がどんどん広がり、器を楽しみながら、遊び心も織り交ぜながら自分なりの多様性を生み出す事ができる点。器と、お料理がバシッと合う時の快感は、やはり気持ちの良い事ではないかと思います。料理が主役で、器はその洋服みたいな物である事を忘れずに、今後もお手頃価格で、良品を探していきたいと常々考えております。

あなたの商品はどこで買える?

店頭販売もしくは、イベント出店販売のみとさせて頂いております。手で触れて、本当に気に入った物を見つけて頂きたいからです。

仕事をするうえで大切にしていることを3つ挙げてください。

1.良い点、悪い点を正直に説明する

2.必要以上に物を綺麗に見せない

3.お客さんと物の波長が合う瞬間を見逃さない

今の仕事でやりがいを感じるところは?

「あれ。やっぱり良かったわよ。」と、買って頂いた品を楽しく使っている話が聞ける事。

「こんな風に使ってみたら素敵になったわよ。」と、商品に関してヒントをもらえる事。 

今の仕事で大変だと感じるところは?

自分自身が持つ感覚を常に一定の状態で維持しながら、日々仕事する事です。そんなに甘いものではなく、ズレに戸惑う事は、しょっちゅうで大変ですが、もっとメンタルを鍛えたいと思っています。

自分流のピンチの乗り越え方は?

・仲間と話す事。浜松サンマルヨン商店街という、素晴らしい仲間が出来ました。

・外に出る事。何気なく、予定がなくても少しでも外の空気感を感じるのを大事にしています。

・笑う事。特に、1人でやりとげる仕事の時、心の中に笑える思い出を浮かべます。ほんとは、みんなの輪の中で、笑っているのが嬉しいのですが。

・自分をほめる事。ほめる事なんて自分に無いに等しいですが、モチベーションがどうしても上がらない時に、鏡に向かってつぶやく事もあります。暗い?かな汗

これまでにやったことがある仕事やバイトは?

マック(バイト)、ホテルで皿洗い(バイト)、畳屋さんへの配達、渥美ゴザ屋の見習い、陶芸修行(九谷焼)、陶芸家、葬儀屋、住宅営業、庭師(バイト)、警備士など

あなたにとって「働く(仕事)」とは?

手を抜かず、毎日真剣勝負で、自分に与えられた内容と向き合って戦う事

子どもの頃の将来の夢は?

お金持ちになる事

子どもの頃はどんな子どもだった?

生意気でした。今もそうかもと、怖くなる事も多々あります…?

好きな言葉は?

誠実。母校の校訓です。 

好きな食べもの

ハンバーグ

苦手なもの

のみ

マイブームは?

ペンキ塗り、木工の単純加工

私の癒しはコレ!

たぬきのラッキーさんとの散歩中の石投げ遊び

休みはありますか?いつ?

ほぼ、ありません

休みの日は何してる?

ショートコースで、のんびり遊びたいけど、最近全然行けてません。(ToT)

何フェチですか? ( 人に理解してもらえないこだわり)

ロマン?もろもろ、色んな意味で?

あなたの意外な特技は?

水泳。自由形が得意です。早くはありませんが、高校の時より、かなり綺麗なフォームで泳ぎます。惚れちゃうかも!?ないない(ToT)かな?おじさんだし。

チャレンジしてみたいことは?

柳沢慎吾のものまね

行ってみたい場所や国は?

ドイツ

おすすめの本は?

世界の民芸

ほんとに、おすすめです。芹澤先生の注釈は、勉強になります。

好きな音楽アーティストは?

Mr.Children かなぁ

好きな映画、またはテレビ番組は?

孤高のメス

あなたに影響を与えた人は?

祖母、父

心がけている習慣はある?

1日1日を丁寧に生きる事です

浜松の好きなところ、いいところは?

浜名湖

今後も、魚が食べられる湖であって欲しいと願っています。 

浜松でよく行くお店・お気に入りのお店は?

鉄板焼 あつみ さん、とと錦 さん、一玄 さん、異豆珈琲 さん、魚きく さん

浜松や周辺エリアでオススメのエリアは?

浜松サンマルヨン商店街のmapに載っているお店です。(^^) 

ほしの市はあなたにとってどんな場所?

現在と過去の良さを融合した空間。東京で簡単にできそうで出来ない空間。未来と、過去それぞれに思いが詰まっている空間だから、重みを感じる事ができ嬉しい時間です。

サザンクロス商店街にどんなお店があったら嬉しい?

銭湯、学童保育所(小学生)、駄菓子屋

もしも一つだけ願いが叶うなら?

寅さんと握手したい

ほしいと思うドラえもんの道具は?

四次元ポケット

学生時代の自分に一言アドバイスするとしたら?

もっと勉強しろ(ToT)

今後の夢や目標は?

近々の目標になってしまいますが、8月10日(土)15時〜20時、砂山銀座サザンクロス商店街で開催の 【夕暮れレトロモール】。このイベントを多くの皆さんに、楽しんで頂けるイベントにしたいと願っております。ちょっとオシャレな楽しい縁日暖かいつながりを広げられるよう、誠心誠意努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。 


好きな道具のお話になると子どものように目をキラキラさせて、色々お話してくださる渥美ゴザ屋さん。自分の目で見て、手で触れて、買い付けをしてくるからこそ、お客様にもそうして欲しいと願っているのが伝わります。サザンクロス商店街では、長く続く『朝市』をはじめ、最近では新たに仮想商店街『浜松サンマルヨン商店街』を立ち上げ、ほしの市同様、サザンクロス商店街に特別な想いをもち、たくさんの物語を作り出そうとしています。まずは8月10日(土)開催の『夕暮れレトロモール』にぜひ足をお運び下さい。(文/鈴木友美子)

《渥美ゴザ屋 data》

●HP https://atsumi-gozaya.com/

●InstagramID gozaya.atsumigozaya


《次回の浜松サザンクロスほしの市》

●2019年8月11日(日)

●開催時間/16:00~20:00ナイトマーケット

●会場/サザンクロス商店街(静岡県浜松市中区砂山町)

※雨天決行(屋根のあるアーケード商店街です)

https://hoshinoichi.com/ .

浜松駅南local media「ほしの便り」

静岡県浜松駅南で毎月第2日曜日に開催している『浜松サザンクロスほしの市』を拠点に、この地域の魅力的な人・もの・こと、駅南エリアの情報を発信しています。

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