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『ほしの便り』とは？

人が、「愛着」を持つのはどんなときでしょうか？　より深く知ったとき、自分ごとに感じたとき、そして、記憶に残る思い出が生まれたとき、人は強く心を引かれ、離れがたく感じるのではないでしょうか？　そして、それは人やモノだけじゃなく、「まち」に対しても同じだと思います。

『ほしの便り』は、静岡県浜松駅の駅南で毎月開催している『サザンクロスほしの市』を主催する『（株）浜松家守舎CON』が運営しているローカルメディアです。「自分たちのまちでの暮らしを、もうちょっと楽しくしたい」と、ごく普通の女性たち3人が月1マーケットを始め、それを続けるために会社を作りました。そして、私たちは毎月のほしの市を続けるうちに、この町がどんどん好きになっていることに気づきました。

「この町に、こんな素敵なモノづくりをしている作り手さんがいるんだ！」
「こんなに面白い経歴で、自分の好きなことを形にしている人がいる！」

知らないことを知ることは、おもしろい発見の連続で、そして、それがこの地域に住む人たちというだけで、よりこの町を誇らしく思っている自分たちに気づきました。来場してくださる方々も同じ。運営してくれているスタッフさんも同じ。顔なじみになる人が増えるごとに、毎月のマーケットをより楽しく感じている私たちがいました。

『何もない』と思っていたのは、
『ただ、知らない』だけでした。

私たちが、知ること、出会うこと、繋がることで、このまちへの愛着がどんどん増していったように、自分たちが感動したこと、知って嬉しくなったこと、もっと広く発信したいと思った魅力を、自分たちの言葉で伝えていきたい！　そして、このまちを、より誇らしく、好きになってもらえる地域の人がもっと増えるといいな。

そんな想いで、このローカルメディア『ほしの便り』をスタートさせました。

隣の芝生をうらやましく思って暮らすのではなく、今あるのものに目を向け、今あるものをおもしろがって、瞬間、瞬間、楽しんで暮らしたい。そんな日々がとても贅沢な時間のように思うのです。『ほしの便り』がそんな小さな楽しみを見つける、ちょっとしたきっかけになれば、心より嬉しく思います。

2019.7.18
株式会社 浜松家守舎CON　
鈴木友美子、吉田ゆか、島津順子
http://yamorishacon.strikingly.com/